最近、執筆サイトで『文芸社の原稿募集』の広告をみかけることが増えたので、そのことについて知人との話題にだしてみました。

私「公募でもないのに、原稿集めてどう本にするつもりだろうね? そうやすやす出版レベルの作品があつまるとも思えないんだけど」
知人「あー、あれなら私送ったよ。『200万円で本にしてくれる』って言われた」
私「ちょっ、それ本当の話ですか?」
知人「うん、200万なんて出せるわけないから断ったら、後日「50万円で~」って連絡きた。それでも私にはだせねーって」
私「なるほど」 同じ状況になったら、まちがいなく私も断っただろう。
知人「でね、その原稿がちょうど他のとこで電子書籍にすることになったから、そのことを言ったらそれっきり連絡こなくなった」

 書籍化する意思がないことが伝われば、引き下がるのは当然のこととは思いますが……共同出版(自費出版)であることを明記せず、『どんなジャンルでもかまわないから12月31日までに送ってください』という公募っぽいノリの広告で作品をあつめて、「これを本にしましょう。だから200万円だしてください!」って営業方法は印象がすごく悪いですね。

 みなさんはこの広告をみて、自費出版の原稿募集だと気づけますか?

文芸社広告

 ちなみにネットで情報を探ったところ、本のクォリティーや全国規模で配本をしてくれることを考えると200万円で済むのは格安とのことです。
 システムとしては優良でも、そんな営業のかけかたをするような出版社を信じる気に私はなれませんけどね。
 というか……私の場合は文芸社と聞いてまっさきに思い出すのが、水嶋ヒロのKAGEROUだったりします(爆

注)本記事は自費出版(共同出版)を否定するものではありません。あくまでもその営業方法を疑問視するものです。

 他、文芸社で自費出版された方の経験談がブログで紹介されていました。ご興味がある方は参考になるのではと思われます。
 右近的日常(自費出版のうらおもて)


-----

 現在連載中のボクはそんなに悪くないがそろそろ終わりに近づいてまいりました。
 次はどんな話を書こうか悩んでいるところですが、次作でもお付き合いいただけるとうれしく思います。